HOYA史上最高峰レンズ「HOYALUX 極(きわみ)」モニターしました

スタッフ長尾です。

先日、新しい遠近両用レンズをモニター体験できることになりました。

多分、眼鏡屋さんで働いていなければ一生使うことがなかった高級レンズです(笑)

イチ眼鏡ユーザーとしてもどんな見え方になるのか楽しみで仕方なかったのですが、しばらく使ってみた感想をご報告したいと思います。

※レンズの見え方については個人の感想であり、あくまでも主観的な評価になります。全ての人が同じように見える訳ではないことはあらかじめご了承下さい。

今回私がモニターしたのは、HOYAから発売されたオーダーメイド遠近両用レンズ「極(きわみ)」

メーカーさんが、HOYA史上「最高峰」のレンズとまで言っているすごいレンズです。

個人的には、「そこまで言ってしまって大丈夫???」とちょっと心配になったほどです。

※写真はイメージです

HOYAの担当営業さんのお話によると、実際に試したHOYAの社員は「まるで近用メガネ(老眼鏡)で見ているような見やすさ」だと話していたそうです。

う〜ん、ちょっと嘘くさい(笑)

で、実際使ってみてどうだったかと言いますと・・・・

さすがに「老眼鏡で見ているよう」とは言いすぎの気もしますが、確かに近くがかなり見やすいです!

遠くの景色(琵琶湖の向こうの山)まではっきり見えて、

手元のスマホの画面も見やすいです。

もちろん、遠近両用レンズなので見える範囲は限られているのですが、とても自然な感じで見ることができます。

※後から知ったのですが、「老眼鏡で見ているように・・・」というのは、見える範囲が広いということでなく、見え方が自然で老眼鏡で見ているようだという意味だったようです。

そういう意味であれば、まさにその通りだと思いました。

遠近両用レンズの欠点の一つでもある、横方向に首を動かした時のユレ・ゆがみもほとんど気になりません。

ただ、これに関してはHOYALUX 雅(みやび)でも同様に感じたので、極だからというよりは、HOYAのBOOMindividual(オーダーメイドレンズ)シリーズの特長のような気もします。

正直、遠くの見え方だけを比較すると、雅との違いは感じませんでした。

「極」のモニターをするまでは室内用レンズを使っていたのですが、手元30~40cmぐらいの見え方に関してはそんなに変わらないように思いました。

中間部分はさすがに室内用レンズの方が良く、少し離れたデスクトップPCのモニター画面などはやはり室内用レンズの方が良かったです。

参考までに遠近両用(極)と室内用レンズのそれぞれの度数を書いておきます。

室内用レンズ

右 S+1.25               加入度数(老眼度数)2.25

左 S+1.25               加入度数(老眼度数)2.25

こちらには乱視度数は入っておりません。

HOYALUX「極」 遠近両用

右 S+1.25 C-0.50  AX95  加入度数 2.50

左 S+1.25 C-0.25    AX90  加入度数 2.50

せっかくのオーダーメイドレンズなのでしっかりと乱視度数も入れてみました。

今回手元がとても見やすかった要因の一つとして、レンズデザインも影響しているのかなと思っております。

今回私が試した「極」は、使う人の生活環境や視生活に合わせてレンズの設計がかなり細かく選べます。(Field(遠近両用タイプ)は12パターン)

私のライフスタイルはというと、車の運転はせず、移動手段は電車か徒歩、たまに自転車です。

パソコンやスマホの操作をすることが多く、デスクでの事務作業もある。歩き回ることの方が多く、テレビはあまり見ないのでそれほど重要ではない・・・

これらの情報を専用アプリに入力した結果、

推奨されたレンズ設計は、手元重視のA-2というタイプでした。

D-1・D-2は遠方重視になり、遠方と近方バランスよく設計されているのはC-2だそうです。

D-1・D-2のように遠方の見え方を重視する場合は、近くの見え方も若干変わってくるのではないかなと思います。
そこまでモニター体験ができれば完璧なのですが、さすがにそこまではできませんでした。

このように専用アプリを使えば、お客様のライフスタイルに合わせて最適なレンズタイプを教えてくれます。

今日のこのブログも「極」で(少し離れ気味で)入力していますが、そこそこいけます。

さすがHOYA史上最高峰のレンズだけあり、(レンズの価格も最高峰ですが・・・)遠くも近くも自然に見えて快適です。

ただ、これさえあれば何もかもが完璧!というのはやはり無理です。

その辺りのお話を後編でお伝えしたいなと思います。