メガネ用のカラーレンズ、実はいろんな種類があります。④調光レンズ

 

スタッフ今堀です。

 

メガネ用のカラーレンズをいろいろご紹介してきましたが、いよいよ本日が最後となります。

 

これまでご紹介したカラーレンズについてはこちら↓の記事をご覧下さい。

 

 

最後にご紹介するのは、調光レンズです。

 

①調光レンズは紫外線に反応してレンズの色が変化する

 

 

これまでにも何度かブログで紹介してきましたが、初めての方もおられるかもしれませんので、まずは調光レンズについて簡単におさらいです。

 

調光レンズは太陽光(紫外線)によって色が変わるレンズで、フォトクロミックレンズとも呼ばれます。

レンズ表面に特殊な加工が施されており、室内にいる時には普通のレンズですが、外に出て太陽光にあたると発色してサングラスになります。

 

 

色が変化するだけで度数は変わりませんので、外ではそのまま度入りのサングラスとして使うことができます。

 

 

②色が濃くなる時よりも戻る時の方が時間がかかる

 

 

調光レンズは、屋外ではレンズの色が濃くなり、室内に入ると徐々に色が薄くなって元の色(ほぼ無色)に戻ります。

ただ、濃くなる時間と薄くなる時間では圧倒的に濃くなる時間の方が早く、元の色に戻るのには少し時間がかかります。

 

 

以前当店を担当してくれていたレンズメーカーの営業さんが、調光レンズの入ったメガネを掛けて来られていたのですが、入って来た瞬間は色が濃いままなので、ちょっとびっくりしました(笑)

しばらく話していると元の色に戻るので大丈夫なのですが。

 

以前に比べると色の戻る時間はだいぶ短くなってきてはいるのですが、すぐに元の色に戻るわけではないので、その点は注意が必要です。

 

 

それから、調光レンズをお使いの方でも意外とご存じでない方が多いのですが、調光レンズの濃度は温度によっても左右されます。

気温が低いほど濃くなるので、夏場よりも冬場の方が実は色が濃くなり、元の色に戻るのにも時間がかかります。

 

 

③HOYAは調光レンズの種類が豊富

 

 

調光レンズもレンズメーカー各社から発売されております。

 

HOYAは以前から調光レンズの販売に力を入れているメーカーで、サンテックとサンテックミスティという調光レンズを発売しておりました。

サンテックがサングラス向けの濃いめのカラーで、サンテックミスティは普段使いしやすい少し薄めのカラーの調光レンズです。

 

今年、サンテックがリニューアルされ、あらたにセンシティ2という商品に名前が変わり、可視光線でも色が変わるセンシティダークという商品も追加されました。

 

 

センシティダークは紫外線だけでなく可視光線にも反応する調光レンズで、フロントガラスにUVカット加工が施された車の中でも色が濃くなります。

 

それぞれのレンズの違いやカラーの種類につきましては、以前のブログで詳しく紹介しておりますので、ぜひこちら↓をご覧になってみて下さい。

 

 

 

④東海光学はルティーナの調光レンズも選べる

 

 

HOYAに比べると調光レンズの種類が少ない東海光学ですが、目の健康を考えたアイケアレンズ「ルティーナ」に調光機能をプラスした「ルティーナフォト」という調光レンズがあります。

 

 

HOYAのセンシティ2サンテックミスティと同じで、可視光線に反応して発色するタイプではないため、車の中ではほとんど色が変化しません。

運転用のサングラスには向かないのですが、外出時の眩しさが気になる方におすすめです。

 

「ルティーナフォト」につきましても、先日のブログで紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧になってみて下さい。

 

 

⑤調光レンズはこんな方におすすめ

 

 

裸眼で遠くがよく見え、晴れた日の運転時や外出の時だけサングラスを掛けるという方にはなかなかピンと来ないかもしれませんが、常時メガネが必要な人にとっては、サングラスは気軽に使いづらいものです。

 

 

普通のメガネと度が入ったサングラスを両方持ち運び、建物に出入りするたびにケースから取り出して掛け替える必要があります。

 

その点、調光レンズなら一本のメガネを掛けたままで屋外ではサングラス、室内では普通のメガネという使い方ができます。

 

「屋外では眩しが気になるのでカラーを入れたいんだけど、お店に入ったりすることもあるので両方の場面で使えるメガネだと助かる」という方に特におすすめのレンズです。

 

 

逆に、サングラスを運転時やスポーツをする時など特定のシーンだけに使用し、それ以外の場面ではメガネに掛け替えることができるという方には、前回ご紹介した偏光レンズがおすすめです。

 

 

僕は以前自転車(ロードバイク)に乗っていたのですが、最初は偏光レンズを使用していました。

ただ、一度遠出した時に帰りが遅くなってしまい、街路灯もほとんどないような田舎道を色の濃いサングラスで走ることになりました。

明るい内に帰る予定だったので、その時は普通のメガネを持っておらず、非常に怖い思いをしたことがあります。

そんなことがあったので、サイクリング用のサングラスは調光レンズに変えました。

 

室内で使えるというのももちろんですが、日が沈んで暗くなってからでも使えるというのも、調光レンズのメリットなのかなと思います。

 

 

メガネ用のカラーレンズをまとめてご紹介させていただきましたが、一応今回で最終回となります。

今回も長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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