掛けやすさの秘密はテンプルにあった (後編)

スタッフ今堀です。

 

昨日に引き続き、TAYLOR WITH RESPECT のフレームに

採用されている“Sライン”のテンプルについてご紹介します。

 

フレームをかけた時のデザイン性にもこだわり、

かつ快適なかけ心地が得られるように考え出されたのが、

昨日もご紹介したTAYLOR WITH RESPECT

“Sライン” と呼ばれるテンプルです。

ちなみにテンプルとはフレームの腕の部分のことです。

 

 

テンプルは写真のような形状になっています。

前側(レンズのある方)では横に張り出さずに、

後ろにいくにしたがって広がっているのがお分かりいただるとかと思います。

 

 

デザイナーさんから聞いた話をもとに

僕が勝手にイメージをイラストにしてみたものです。

分かりにくいイラストで大変申し訳ないのですが、

何となくイメージをつかんでもらえるでしょうか?

 

前方部分ではテンプルの横への張り出しを少なくし、

正面から見た時にすっきりと見えるように考えられています。

こめこみの部分では左右のテンプルの間の距離が広くなっており、

テンプルがこめかみ部分に食い込みにくいようになっています。

さらにお客様の顔幅にしっかりと合わせて調整することで

快適なかけ心地が得られます。

 

昨日のブログでも、

日本人をはじめとしたアジア人の顔は、

円形で横が膨らんでいるとお話しましたが、

その特性に合わせたテンプル形状になっています。

 

 

写真の部分は厚みが少し薄くなっており、よくしなります。

メガネの掛け外しの時にテンプルに加わる力を逃がして

根元にできるだけ力が加わらないように考えられています。

とはいえ、テンプル全体がふにゃふにゃしているということもなく、

掛けた時にほどよいホールド感が得られます。

 

 

テンプルを折りたたむための蝶番と呼ばれる部分も

壊れにくいようにしっかり作られています。

なかなか分かりにくい部分ではあるのですが、

細部まで妥協することなく、しっかりと良いものを作りたい、

そんなデザイナーの姿勢が感じられます。

 

TAYLOR WITH RESPECTのフレームは、

“Sライン”のテンプルからも分かるように、

フレームの見た目のデザインだけではなく、

ユーザーが実際にそのフレームをかける時の状態まで考えて

デザインされたフレームです。

 

価格だけをみると高いフレームに思えるかもしれませんが、

価格に見合った手間暇をかけて作られたフレームです。

 

ぜひ、店頭で実際にフレームをご覧いただき、

掛け心地の良さを体感していただけたらと思います。