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裸眼視力が1.2あっても問題をかかえていることがあります

2019.07.07

 

スタッフ長尾です。

 

はじめてのメガネのところで、チラッと言いましたが

私は眼鏡店で働くまでメガネとは縁のない日常を送っていました。

健康診断でも1・0の裸眼視力が出ていたので、

特に問題ない(はず)とずぅ~と思っていました。

 

ところが、

働き始めてしばらくした頃、軽い遠視であることが判りました。

 

遠視と聞くと、

「遠くはよく見えるけど、近くが見えない眼のことことでしょ。」

と思われるかもしれませんが、ちょっと違うんですね。

 

簡単に説明しますね。

 

ものが見えるしくみとしてこのような図をご覧になったことがあるかと思います。

 

 

目に入った光が角膜から水晶体を通り、

目の奥にある網膜に焦点が結ぶのが正視と言います。

網膜で受けた光はここで電気信号に変わり、

神経を通って脳に伝えられて物を認識することが出来ます。

 

 

これに対し、遠視はというと、

目に入ってきた光が網膜の後ろで焦点を結んでしまう、

そういう状態のことを言います。

 

 

網膜上でピントが合わないので、

遠視の人も近視の人と同じように遠くがぼやけて見えるはずなのですが、

ちゃんと見えている人は大勢います。

むしろ視力抜群だったりします。

 

なぜかと言うと、

網膜上で焦点を結ぶように自分でピント調節をしているからなのです。

脳がピントが合っていないなと判断して、自動的にピントを合わせようとします。

毛様体筋という筋肉が働き、水晶体の厚さを変化させて屈折力を変えます。

その結果、正視と同じように網膜上で焦点を結ぶので、

遠くをぼやけずに見ることができます。

*焦点のズレが大きいほど調節する力もたくさん必要になるので、

自身の力でカバーしきれないと遠くがぼやけて見えます。

強度の遠視の方の場合は、メガネで補正しないと遠くがぼやけます。

 

遠くが見えるならそれで良さそうに思えるのですが、

正視の人との違いは、本来使わなくても良い力を使っているという点です。

そして、遠視の人が近くのものを見るためには、

さらにピントを合わせようとする力が必要になります。

 

このピントを合わせようとする力のことを調節力と言うのですが、

年齢が若いほど調節力も大きく、加齢とともに低下します。

本人はそんな力を使っている自覚は全くないのですが、

遠くを見る時も近くを見る時も調節力を使っているので、

正視や近視の人に比べて、疲れやすい目ということが言えます

 

10代の時は調節力は十分にあるので、

普通の視力検査だけではまず気が付くことはありません。

当時の私も全く自覚はありませんでした。(まだ若かったので(笑))

 

40代になって、いわゆる老眼の症状が出始めることになると、

近業作業で非常に疲れやすくなったり、

夕方になると視力が低下してきたり、

同年代の人よりも強い老眼鏡が必要になったり、

そういった症状が現れてくるようになります。

 

「昔はすごくよく見えていたのに!」

「学校の視力検査では2.0とか見えていたのに!」

そんな風に過去の視力自慢をするのは、

たいがい、大人の遠視の方です(笑)

 

老眼世代ではない20代や30代の方でも、

遠くを見た時の裸眼視力は良いのだけど、

パソコン作業やスマートホン操作を長くすると、

目が疲れる、肩がこる、辛いなという場合、

私のような大人の遠視ってことがあるかもしれません。

 

こういう場合、調節力を過度に使うことで目が疲れているので、

ブルーライトカットレンズを使っても全く効果はありません。

(眩しさを抑えたり、強い光から眼を守る効果はあると思います)

 

メガネは遠くがよく見えるようにに掛けるだけのものではなく、

目をリラックスさせるためにも掛けることもあるんですね。

遠視用のメガネを掛けようと思ってくれる人がもっと増えるといいなと思います。

 

 


近視はというと

 

網膜の手前で焦点を結んでしまうので

遠くのものがぼやけて見えます。

 

水晶体は膨らませることは出来ますが、薄くすることは出来ないので

遠くのものを見るためにピント調節はできません。

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