ZEISS Office Lens (ツァイス オフィスレンズ)を使ってみました

スタッフ長尾です。

今年の秋から取り扱いが始まりましたZEISS(ツァイス)レンズ。

取り扱いが始まると同時に、遠近両用レンズのSmartLife(スマートライフ)レンズを、メーカー担当営業さんのご厚意によりモニターすることができました。

SmartLife(スマートライフ)レンズは、遠くの景色も手元のスマホの画面もすごく見やすいのですが、室内でパソコンなどを使うには少し不便な点がありました。(詳しくは過去のレビューをお読み下さい。)

ZEISS(ツァイス)のレンズには、PCのモニターの前に座って作業をする時など室内での作業用に最適化されたOffice(オフィス)レンズというレンズも用意されております。

そこで、今度はこのオフィスレンズの使い勝手を試してみることにしました。

オフィスレンズは、室内での作業内容に合わせて「どこまで離れたところを見たいか」により、全部で3種類のレンズタイプが用意されています。

今回私が試してみたのは、右端のRoomタイプです。
3つのタイプの中では一番奥行のあるタイプで、4mぐらい離れたところまで見えるレンズタイプとなります。

実際に試してみた感想は・・・

さすが室内専用のレンズだけあり、パソコン作業がすごくしやすい!

自然な姿勢でモニター画面を見ることができます。

今回試したRoomタイプは、オフィスレンズの見え方イメージでは、横方向に関して3タイプの中で一番狭いタイプになります。(その分、一番奥行きがあります)

ですが、遠近両用レンズのSmartLife(スマートライフ)から掛け替えのせいなのか、特に近くが見にくいとか使いにくさを感じることはありませんでした。

左右に顔を動かしても違和感(歪みもぼやけも)なく問題なく使えています。

レンズ上部には結構離れた場所も見えるくらいの度数が入っているので、少しアゴを引いてレンズの上部分で見れば店の入り口まで見渡せ、ドアが開いた時にお客様の様子もよくわかります。

もちろん、立ったり歩いたりすることもでき、オフィスレンズの入ったメガネを掛けたまま近所のコンビニやスーパーへ買い物にも行けます。

ただ、これは明るい日中の話で、日が暮れて周囲が暗くなると、車のライトがにじんで見えたり、周りの景色も輪郭が曖昧になります。

何度か遠近のメガネに掛け替えるのを忘れてオフィスレンズで夜道を帰ってしまったこともあるのですが、徒歩だったから大丈夫だったものの、自転車だったらちょっと不安かもしれないです。
(※オフィスレンズは車の運転は不適合です)

実際に使ってみて、車の運転以外なら大抵のことはできるなと感じたとても便利なレンズなのですが、画像編集ソフトを使ったメガネフレームの切り抜き作業はちょっと厳しいなと感じました。

背景との境界部分などかなり細かい部分まで見ようと思うと、どうしても顔をモニター画面に近づけてしまうので、画像にピントが合わなくなりました。

自宅のパソコン(デスクトップ)での使い勝手も確かめてみました。

モニター画面まで40cmしかない我が家の机では、店での画像処理作業同様、画面にピントが合わせにくく目がシバシバするので、使い始めてすぐにあきらめました(笑)

細かい作業が多い仕事の方や、近い距離を見る時間が多いという方であれば、手元が見やすいBookタイプが良いのではないかなと思います。

今回試してみた商品

ZEISS Office(ツァイス オフィス)レンズ Roomタイプ

使ってみた感想

  • 室内用だけど結構離れた場所まで見える
  • お店での接客のようなお仕事にはおすすめ
  • ちょっとした買い物に行く程度なら問題なし(ただし夜は見にくくなる)
  • デスクトップPCでインターネットを見たり、動画を見たりする程度なら問題なし。
  • 近い距離を見ることが多いならNearやBookタイプがおすすめ。

※あくまでも個人の感想です。その方の視力や度数、眼鏡経験などによっても見え方は変わります。

ところで、オフィスレンズには大体2mくらいまでの距離に最適化されたNearタイプというのもあります。

もしかすると今回の私のレビューをお読みいただいて、Nearタイプはどうなんだろうと思われた方もおられるかもしれません。

実は私もどんな時に使えば便利に感じるのかすごく気になっております。

なので、次はオフィスレンズのNearタイプを試してみたいなと思っておりますので、こちらのレビューもぜひ楽しみにしていて下さい。

この記事は私が書きました

スタッフ長尾
レンズによる見え方の違いについて関心が高く、いろんなレンズメーカーのレンズを自らモニター体験し、そのレビューをブログで紹介している。