実は遠視だったことが分かったお客様にデスクワーク用のメガネを作らせていただきました

スタッフ今堀です。

本日はお客様のメガネのご紹介です。

TAYLOR WITH RESPECT(テイラーウィズリスペクト)contour(コントア)でメガネを作らせていただきました。

テイラーウィズリスペクトをご購入いただくお客様は、フレームが目当てで購入される方も多いのですが、今回はちょっと事情が異なります。

元々はお母様が遠近両用のメガネを作りたいということで一緒にご来店いただき、ご自身のメガネを作られる予定はありませんでした。

お客様は昔から視力が良かったそうで、メガネもコンタクトも縁のない生活を過ごして来られたそうです。

スタッフ長尾がお母様の度数を測定している間、売場でお客様とお話ししていたのですが、「どうも最近よく目が疲れるんです」と仰っておられました。

市販の目薬をいろいろ試しているということだったので、「眼科には行かれたのですか?」とお尋ねしたのですが、「眼科で診てもらったのですけど、ドライアイではないと言われました」と仰っておられました。

結局原因はよく分からず、紫外線が原因なのかもしれないということで、外出時にサングラスを使われているということでした。

そのお話を聞いて、何となく「もしかしたら・・・」と思ったのですが、一応、加齢とともに目のピント調節力が低下することを説明させていただき、「またお時間のある時に来ていただければ、一度度数も確認させていただきますよ」とお話しさせていただきました。

後日、お母様にまた別のメガネ(老眼鏡)をお作りいただくことになり、再来店いただきました。

その時にお客様の度数も測定させていただくことになりました。

まず、裸眼の視力を確認してみたのですが、どちらの目も1.5の視力が出ており、視力だけなら全く問題がないように思えます。

お仕事ではデスクワーク(PC作業)が多いとお聞きしていたので、だいぶ目が緊張した状態(調節を緩められなくなっている)かもしれないなと思い、慎重に度数測定を行いました。

プラスレンズを入れてわざと見にくくした状態を作り、目の調節を緩める方法もあるのですが、それだと結構時間がかかるので、当店ではこのような器械を使っております。

中を覗くと風景が見えるのですが、明るくなったり暗くなったりすることで瞳孔を広げたり縮小させ、目の調節を緩めさせる効果があります。

これを数分やってもらってから、器械で度数を測定してみたところ、弱い遠視と乱視の度数が確認できました。

その後、お客様に視力表の見え方を確認してもらいながら、慎重にレンズの度数を変えて測定を行いました。

最初はごく弱い遠視度数だったのが、最終的にはもう少し強い遠視度数になりました。

(遠視の方は普段から自分で調節してピントを合わせるのがクセになっているので、測定中に調節が緩んで本来の遠視の状態になることはよくあります。)

その度数で視力を確認してみたのですが、なんと両目で2.0の視力が出ておりました。

遠視を補正するレンズを入れているにもかかわらず、裸眼の時と変わらない視力が出ていたので、やはり遠視だということが確認できました。

ちなみに、お子様や学生さんの場合は成人に比べて調節力がすごく大きいため、遠視の度数を測定することが難しいです。

ピント調節を麻痺させる目薬を使う必要があり、遠視が疑われる場合には、必ず眼科の先生に診てもらうようお願いしております。

以前のブログ記事でも書いたことがあるのですが、40歳前後になると、それまでは隠れていた遠視の症状が顕在化し、目の疲れや頭痛といった症状が現れる場合があります。

今回のお客様もそうでしたが、遠視の方は若い時からずっと視力が良かったという方が多いので、学校などの検診でも引っかからないですし、メガネやコンタクトを作ることもないので、眼鏡店や眼科で度数を測定する機会は滅多にないです。

また、たとえ度数測定をする機会があったとしても、普通に測定しただけでは弱い遠視の方はなかなか分からないです。

度数測定の結果をご説明し、今回はデスクワーク時にお使いいただくメガネを作らせていただくことになりました。

将来的には遠視と乱視を補正するためのメガネを常用してもらった方が良いかもしれないのですが、とりあえず今は近業作業時の目の負担を減らすことを優先し、お仕事の時にはメガネをお使いいただくことになりました。

メガネの度数は決めず、一度職場の作業距離(モニターまでの距離)を確認していただくようお願いしました。

後日、奥様と一緒にご来店いただき、調べて来ていただいた作業距離を参考にして最終的な度数を決めさせていただきました。

ちなみに、奥様にも普段用のメガネを作っていただくことになりました。

まだ本格的な老眼度数が必要なご年齢ではないので、単焦点レンズでお作りしております。

レンズはツァイスのクリアビューのブルーガードレンズをおすすめさせていただきました。

ツァイスのブルーガードレンズは青色光をカットしてくれるだけでなく、レンズ表面の青紫色の反射光が目立ちにくいメガネレンズです。

仕事中はほぼ掛けっぱなしになるので、掛け心地や使い勝手を第一にフレームをご提案させていただきました。

ガチっとしっかりした掛け心地ではなく、あまり頭を抑え込まず、ゆったり目の掛け心地を希望されておられたので、そういうフレームをいくつかお試しいただきました。

その中からテイラーウィズリスペクトのSラインテンプルを気に入っていただきました。

度が入ったメガネを掛けるのは初めてということもあり、仕事中に掛けても違和感の少ないデザインのものを希望されていたのですが、ウェリンシェイプのこちらのcontourならビジネスシーンでも使いやすいと思います。

お仕事の時に今回作ったメガネをお使いいただくことで、今まで感じておられた目の疲労感もだいぶ緩和されるのではないかと思います。

お買い上げいただきありがとうございました!

本日ご紹介したテイラーウィズリスペクトのメガネが気になった方は、ブランドの紹介ページもぜひご覧になってみて下さい。

店内在庫商品の一部はこちらからご覧いただけます。