メガネ用のカラーレンズ、実はいろんな種類があります②青色光をカットするカラーレンズ

 

スタッフ今堀です。

 

先日のブログに続き、今回もメガネ用カラーレンズのお話です。

 

前回は業界統一のカラー、「アリアーテトレス」をご紹介しました。

まだご覧になっておられない方はこちら↓もぜひご覧ください。

 

 

今回ご紹介するのは、可視光線の中でも特に波長の短い青色光を効果的に軽減し、まぶしさを和らげてくれるカラーレンズです。

 

 

 

※日本医用光学機器工業会 青色光カットに関するガイドラインより

 

人間の目に見える光(可視光線)には、「赤・黄・緑・青」など、さまざまな波長の光が含まれているのはご存知かと思います。

 

目の中に入った光が水晶体で散乱し、散乱光がチラツキやまぶしさの原因となることがあります。

特に波長の短い光である青色光は、可視光線の中でも強く散乱するという性質があります。

 

 

眩しさを抑えるためには、色の濃いカラーレンズで透過率を下げる(目に入る光の量を減らす)のが簡単な方法です。夏場にサングラスを掛けるのはまさにこれですよね。

 

ただし、この方法だと天気の良い日の屋外のような明るい場所では良いのですが、曇りの日や室内ではちょっと使いづらくなってしまいます。

それに、見た目の問題もあります。

 

そこで、透過率はあまり下げずに短波長光(ブルーライト)を効果的に軽減することで、眩しさを和らげてくれるカラーレンズも発売されております。

 

メーカーによって色の種類は異なりますが、基本的にどれも薄めのカラーになっており、室内などでも使用できるようになっています。

 

 

②HOYA CAREER COLOR(キャリアカラー)

 

 

HOYAから発売されているキャリアカラーは、パソコンや携帯端末、液晶テレビやLED照明、太陽などが発する可視光短波長光(ブルーライト)を軽減してくれるカラーレンズです。

 

 

結構以前からある商品で、発売された当初はたしか3色くらいしかカラーが選べなかったと思うのですが、現在は全7色のカラーから選ぶことができます。

眩しさの感じ方によって薄めのカラーと少し濃いめのカラーの2種類から選ぶことができ、グラデーションカラーも選べます。

 

カラーイメージはHOYAのウェブサイトよりご覧いただけます。

 

※グリーンのグラデーションカラー

 

少し眩しさが気になるけど、サングラスのような濃いカラーレンズは嫌だという方に人気のカラーレンズです。

また、白内障がある方、白内障の手術をされた方で、眩しさを感じるという方によくおすすめしているレンズです。

 

ただ、レンズの色だけでいうと、アリアーテトレスの方がきれいです。

眩しさは気にならないという方で、おしゃれで色を入れるだけならアリアーテトレスの方が良いかなと思います。

 

 

③HOYA Ray Guard 435(レイガード435)

 

 

同じくHOYAより発売されているカラーレンズです。

可視光短波長光(ブルーライト)の中でも435nm付近の光を裸眼時より約20%軽減してくれます。

 

スウィート、ナチュラル、ファイン、アッシュの4色のカラーから選べます。

 

※ファイン(イエロー)

 

キャリアカラーに比べると色はさらに薄めで、カラーレンズに抵抗感をもたれる方や、初めてレンズにカラーを入れる方でも使いやすいカラーレンズです。

 

 

HOYAの担当営業さんに聞いた話ですが、若い女性はレンズにカラーを入れることに抵抗のある人が多く、カラーレンズを使っている人はすごく少ないようです。

若い女性の方でもあまり抵抗感を感じずに使えるように、できるだけ自然な感じのカラーになっています。

(イメージ写真のモデルさんも若い女性が採用されています。)

 

ただ、まぶしさを抑える効果はキャリアカラーほどではないので、眩しさが結構気になるという方は、キャリアカラーや濃いめのカラーレンズがおすすめです。

 

 

④東海光学 Feel Color(フィールカラー)

 

 

東海光学からはFeel Color(フィールカラー)というカラーレンズが発売されています。

 

東海光学の人気商品であり、目の中のルテインを保護するルティーナ素材専用のカラーレンズです。

 

 

まぶしさの原因となる380~500nmの青色光(短波長)を効果的にカットし、中間波長帯の500~600nmの光を多く透過することで明るさも確保しています。

 

そこまで濃いカラーではありませんが、「眩しさがだいぶマシになった」と言われるお客様も多いです。

 

 

カラーは全部で4種類で、フィールブラウン、フィールグレー、フィールパープル、フィールピンクの4色から選べます。

 

グレーとブラウンは男性に人気で、パープルとピンクは女性に人気があります。

 

※フィールブラウン

 

当店では東海光学のルティーナをお使いになる方が多いので、フィールカラーはよく売れています。

 

 

⑤東海光学 肌美人BEAUTE

 

 

最後にご紹介するのは、同じく東海光学から発売されている肌美人BEAUTE(ボーテ)というカラーレンズです。

 

こちらも紫外線と青色光をカットするカラーレンズなのですが、本日ご紹介した他のカラーレンズとはコンセプトが若干異なります。

 

 

※東海光学の公式ウェブサイトより

 

肌美人BEAUTE(ボーテ)は、メイクのように”目元を美しく見せる”ということを重視したカラーレンズです。

 

東海光学には女性だけの商品開発チーム「女子開」というプロダクトチームがあり、女性目線で様々な商品を開発しています。

肌美人BEAUTE(ボーテ)もその女子開が考えて商品化されたカラーレンズです。

 

 

当店でも取り入れているパーソナルカラーや色彩学の考え方を取り入れ、目元のクマやくすみを目立ちにくくしたり、肌をきれいに見せるようなカラーになっています。

 

ノーブルブラウン、クリアモーブ、シアーグレーの3色があり、それぞれ4種類の濃さが選べるようになっています。

特に一番薄い8%というカラーは、見た目が自然で普段使いしやすく、当店では人気です。

 

 

だいぶ長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回はサングラス用として人気の偏光レンズをご紹介したいと思います。

 

 

メガネのイマホリではインスタグラムもやっております。

こちらもぜひご覧いただき、フォローお願い致します!