スタッフ長尾です。
前回は、ご自宅の「非常用持ち出し袋」に入れておきたい予備メガネについてお話ししました。
今回はその続編として、「外出時の備え」についてご紹介します。
災害は、家にいるときだけに起こるとは限りません。
通勤・通学の電車の中、オフィスで仕事をしているとき、スーパーやショッピングモールで買い物をしているときなど、外出先で大きな地震や災害に遭遇する可能性もあります。
「家には予備のメガネがあるから大丈夫」と思っていても、外出先でメガネを落としたり、踏んでしまったり、破損したりすると、周囲の状況を確認しながら安全に移動することが難しくなる場合があります。

そこで今回は、いつも持ち歩くバッグやオフィスのデスクなどに備えておきたい「外出用の予備メガネ」について、メガネ店スタッフの視点から、選び方や保管のポイントをご紹介します。
なぜ「外出時のバッグ」にも予備メガネが必要なの?
外出先で災害に遭遇した場合、状況によっては徒歩で移動したり、安全な場所へ一時的に避難したりする必要があります。
そんなとき、もしメガネを失ってしまったらどうでしょうか。
普段は何気なく見えているものでも、メガネがないことで、

- 駅や施設内で周囲の状況を確認しにくくなる
- 足元の段差や散乱した物などに気付きにくくなる
- 避難場所や経路を示す案内、道路標識などを確認しにくくなる
- 周囲の人の動きや掲示物などを把握しにくくなる
といったことが考えられます。
特に、普段コンタクトレンズを中心に使用している方は、災害時には手洗い水の確保が難しくなることにも注意が必要です。

コンタクトレンズの使用中に目に違和感が出た場合でも、衛生的な環境を確保できなければ、レンズの取り外しや交換が難しくなることがあります。
もちろん、災害時の状況は人それぞれです。
だからこそ、コンタクトレンズを使用している方も、「メガネに切り替えられるようにしておく」ことは、外出時の備えの一つとして考えておきたいポイントです。
「見えない状態」での移動は、不安を大きくするだけでなく、周囲の状況を確認しづらくすることにもつながります。
普段持ち歩くバッグの中にも、必要なときにすぐ使える予備メガネを1本備えておくと安心です。
シチュエーション別!おすすめの備え方
【仕事中・オフィスでの備え】
日中の大半を過ごすオフィスや職場にも、予備メガネを置いておくと安心です。

出勤時のバッグに毎日入れておくのが難しい場合は、デスクの引き出しやロッカーなど、決めた場所に「置きメガネ」を1本用意する方法があります。
地震などでメガネが破損した場合だけでなく、帰宅時に徒歩で移動することになった場合にも、視界を確保するための備えになります。
ただし、職場に置いておく場合は、高温になる場所や直射日光の当たる場所を避け、メガネケースに入れて保管するようにしましょう。
【買い物中・休日のお出かけでの備え】
休日のお出かけや買い物の際は、普段使いのバッグに予備メガネを入れておくとよいでしょう。
おすすめは、バッグの中でも場所を決めておくこと。
サイドポケットや内ポケットなど、必要なときにすぐ取り出せる場所に収納しておけば、いざというときにも探しやすくなります。

また、バッグを日によって変える方は、「予備メガネ+ケース+メガネ拭き」をひとまとめにしたセットを作っておくと、バッグを替える際にも移し替えやすくなります。
小さめのバッグにも入れやすい、コンパクトなケースを選ぶのもおすすめです。
「見える安心」を、普段のバッグにも
防災対策というと、水や食料、モバイルバッテリー、簡易トイレなどに目が向きがちです。
もちろん、これらも大切な備えです。
その一方で、普段からメガネを使用している方にとって、視界を確保するための備えも忘れてはいけません。

自宅だけでなく、普段の生活動線に合わせて、
- 自宅の非常用持ち出し袋に1本
- いつものバッグに1本
- 必要に応じて職場にも1本
というように、複数の場所に予備を用意しておくと、より安心です。
「最近メガネを新しくしたから、古いメガネをバッグ用にしようかな」
「持ち歩いている予備メガネの度数が今の自分に合っているか確認してみようかな」
そう思われた方は、ぜひこの「防災週間」を機会に、お手元のメガネをチェックしてみてください。
