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メガネについてあれこれ

その見にくさ、もしかしたらコントラスト感度の低下が原因かも?

2018.07.03

スタッフ今堀です。

 

先週、名古屋でオプトメトリックセミナーというセミナーが開催され、

僕も勉強のために行って来ました。

 

 

今回のセミナーのテーマは、

コントラスト感度検査~より包括的な視覚検査~

以前から興味のあったテーマだったので、

個人的にはすごくためになるセミナーでした。

 

内容はけっこう専門的になってしまいますので、

セミナーの中で取り上げられていたコントラストについて

今日は簡単にお話したいと思います。

 

目の検査というと、視力検査が一般的です。

日本では、視力(それも遠方の視力)が重要視されますが、

1.0の視力があれば完璧な視覚をもっているというわけではありません。

これは視覚の限られた情報に過ぎないからです。

 

視力以外にも、これも大事なんじゃないの?ということで、

最近、注目されるようになっているのがコントラスト感度です。

 

コントラストとは、ざっくり言うと、

対象物の明るさとその背景の対比です。

一般的な視力検査で使われる「ランドルト環」視標で言えば、

ランドルト環と背景の輝度の対比となります。

上の画像では、真っ白のバックに真っ黒の環が描かれています。

非常に見やすいのではないかと思います。

このような状態の時、コントラストは高くなります。

右にいくほど環の大きさは小さくなりますが、

コントラストは変化していません。

より小さい環の切れ目の方向(もしくは文字)が判別できれば、

視力も良いと判断されます。

 

ところが、実際に私たちが生活の中で見ている景色や物は、

視力表のようにコントラストが高いものばかりではありませんし、

一定のコントラストのものばかりを見ているわけではありません。

今度は視標の大きさは同じですが、

ランドルト環の色が右にいくほど薄くなっており、

黒から薄いグレーへと変化しています。

環の色が薄くなると、背景の色との差が分かりにくくなるかと思います。

左がコントラストが高くて、右がコントラストが低い状態です。

判別する環の切れ目の大きさは同じなので、

たとえば、これが1.0の視力のランドルト環と仮定すると、

一番左も一番右も同じ視力1.0になるはずなのですが、

右の方がだいぶ見にくく感じるのではないでしょうか?

 

このように、コントラストを低くしていくと判別が難しくなっていきます。

どのくらいまでコントラストを下げても判別ができるかを判断するために

「コントラスト感度」というものがあります。

 

白内障などの眼疾患がある方の場合、

このコントラスト感度が低下しやすいとも言われています。

コントラスト感度が低下していると、

コントラストが高い状態ではよく見えているけれど、

コントラストが低くなると見にくくなる。

そういうことが起こります。

 

最近はこのコントラスト感度の低下が原因で、

見にくさを訴える方が増えていると言われています。

コントラスト感度の低下が原因の場合、

何となく見にくいので眼科や眼鏡店に相談にいっても、

高いコントラストで行われる普通の視力検査では問題なく見えるので、

「十分よく見えていますよ。」と言われてしまいます。

 

このような方には、通常のコントラストの高い視力表ではなく、

先ほどのようなコントラストが低い視標で見ていただかないと、

ご本人が訴えられる「見にくさ」を確認するのは難しいです。

 

視標のコントラストも変化させながら視力を確認していく。

こうすれば、コントラストが高い時にはよく見えていても、

コントラストが低くなると非常に見にくくなるということが確認できます。

今後はこういう視力検査がスタンダードになっていくと良いですね。

 

 

今回のセミナーでは、

より精密なコントラスト感度の検査を紹介されていたのですが、

残念ながら設備の関係などで当店では行うことはできません。

ただ、当店の視力表にもコントラストを変化させる機能は付いております。

コントラストを変化させて見え方がどのように変わるかを

チェックすることは可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意外と知らないメガネの部品の話。実は消耗品です。

2018.06.26

スタッフ今堀です。

 

本日はメガネの部品についてお話しさせていただきます。

 

メガネを使ったことがある方ならご存知だと思いますが、

メガネのテンプル(ウデ)は折りたためるようになっています。

ケースにしまう時にはテンプルを折りたたんで収納しますよね。

 

最近ではフロント(前枠)とテンプルが一体になっていて、

折りたたむことができないようなフレームも一部ありますが、

ほとんどのメガネが折りたためるようになっています。

 

 

フロントとテンプルをつないでいるのがこのネジです。

このネジが緩んでくるとテンプルがパタパタしてきます。

メガネを使っている内にテンプルがパタパタするようになった・・・

そんな経験をされたことがあるという方は多いと思います。

ネジが緩むとよく起こる現象ですが、実は別の原因で起こることもあります。

それには座金と呼ばれる小さな部品が関係しています。

 

 

ネジを抜いてテンプルを取り出すと、こんな部品がくっついています。

これが座金です。

上と下、2枚セットで入っているのが一般的です。

 

 

チタンフレームには大抵、この座金と呼ばれる金属のワッシャーが入っています。

どうしてこんな部品が入っているのかというと、

チタンは非常に硬い金属なので、

テンプルの開閉のような動作を何度も繰り返すと、

硬い金属同士がこすれて金属が削れてしまいます。

そこで、チタン同士が削れないようにするために、

もう少し柔らかい素材でできた座金を間に挟ませています。

(最近は少なくなりましたが、チタンではない合金などのフレームには、

この座金が使用されていないこともあります。)

 

この座金、消耗部品です。

使用している内にだんだんとすり減って薄くなっていきます。

このことをご存知でない方も多いと思います。

 

 

右側の新品の座金に比べると、左側の座金はボロボロになっています。

何年も交換せずに使い続けているとこんな風になったりします。

 

座金がすり減ってくると、丁番部分にすき間ができてしまいます。

その結果、テンプルがガタつくようになります。

この状態になると、ネジを締めてもテンプルの開閉は固くならず、

テンプルがパタパタした状態になります。

 

テンプルがパタパタするようになったので、

ご自身でドライバーで締めてみられるのですが、

どれだけ締めてもテンプルがパタパタしたままで直らないという場合、

座金がだめになっている可能性があります。

 

また、使っている内にネジが緩んできてはずれてしまい、

なんとかネジを見つけて自分で締めてみたものの、

テンプルがパタパタしてちっともかたくならないという場合も、

座金が抜けてしまっていることが多いです。

(小さい部品なので、落とすと見つけるのが大変です。)

 

フレーム本体がすり減ってしまうと大変ですが、

座金であれば交換が可能です。

使用頻度にもよるので、具体的な年数などは分かりませんが、

年に一回くらいの頻度で交換されたら十分かなと思います。

 

 

フレームによって使用する座金の大きさや厚みが微妙に違ったりします。

当店でもいくつか種類を用意しております。

 

座金の交換も含め、

お店で定期的にメンテナンスを受けられることをおすすめします。

 

 

 

 

 

メガネやサングラスを車に置きっぱなしにしていませんか?

2018.06.23

スタッフ今堀です。

 

最近のメガネは、ほとんどがプラスチックレンズが使用されています。

このプラスチックレンズ、見た目には分かりませんが、

実は基材の上に何層ものコートがほどこされています。

 

 

これらのコートは非常に薄いものなので、

乱暴に取り扱うと簡単にキズが付いたりはがれてしまいます。

また、丁寧にお取扱いいただいていても、

長年使用していただいてるとコートが傷んできます。

なかなか汚れが取れないと思ってゴシゴシこすっていたら、

実はコートがはがれてしまっていた・・・

なんてこともよくあります。

 

コートハガレとよく似た症状で、「クラック」と呼ばれる現象があります。

 

 

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、

レンズの表面に無数の細い線が入っているのが分かりますでしょうか?

これがクラックです。

(反射防止のコーティングのため、レンズの反射光は緑色になっております。)

 

見た目にはキズのようにも見えますが、キズではありません。

クラックの原因は、ずばりです。

レンズが加熱されたことによって、

レンズのコートにひび割れをおこしてしまった状態がクラックです。

 

 

飲食店などで火を使って料理をされる方や、

溶接など高温の作業をされる方の場合、

レンズがクラックだらけになっていることがよくあります。

(そういった職業の方にはガラスレンズがおすすめです。)

 

このような職業の方でなくても、

普段の生活の中でレンズに熱が加わってしまうこともあるので、

注意が必要です。

 

とくに夏場は、屋外でバーベキューをしたり、

花火をしたりする機会も増えます。

実際、バーベキューをしている時に顔を近づけ過ぎて

買ったばかりのレンズにクラックが入ってしまったお客様もおられました。

 

そして、これからの時期、一番気を気をつけていただきたいのが、

車の中にメガネやサングラスを置きっぱなしにすることです。

夏場の日中の車内はとんでもない温度になるので、

知らない内にレンズにクラックが入ったりします。

実は僕も大学生の頃にこれをやってしまい、父にひどく怒られました(笑)

その時にはメガネについての知識も全くなく、

クラックなんて言葉も知らなかったので仕方がないのですが・・・

 

経験者は語るではありませんが、

これからの時期、メガネやサングラスは車に置きっぱなしにはせず、

必ず持ち運ぶようにご注意下さい。

 

こうした説明を聞いたことがないという方も結構おられます。

当店ではメガネをご購入いただいたお客様に対し、

お渡しの際にレンズの洗い方やメガネの取扱いについても

一通りご説明させていただいております。

分からないことなどありましたら気軽にお尋ね下さい。

 

 

コンビネーションフレーム

2018.06.17

スタッフ今堀です。

 

メガネのフレームを素材別に大きく分けると、

プラスチック系とメタル系に分けられます。

大抵のフレームはどちらかのタイプになるわけですが、

フレームの中には、この二つの異なる素材を組み合わせて

作られているそんなフレームもあります。

 

 

その名もコンビネーションフレーム

略してコンビフレームと呼んだりもします。

クラシックなデザインのフレームで使われることが多いのですが、

最近はそういうデザインが流行っていますので

見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

 

本日は当店にあるフレームの中から

このコンビネーションフレームを2型ご紹介したいと思います。

 

isoTope (アイソトープ)

IS-511

サイズ:48□21

カラー:③

37,800円(税込)

 

TAYLOR WITH RESPECT (テイラーウィズリスペクト)

union

サイズ:49□20

カラー:03

41,000円(税込)

 

どちらのフレームも、

フロント(前枠)部分はプラスチックになっています。

 

 

ただし、全体がプラスチックで作られているわけではなく、

左右のレンズをつなぐ真ん中のブリッジと呼ばれる部分、

このパーツには金属が使われています。

 

 

メタルフレームと同じように

鼻パッドを付けるためのクリングスと呼ばれる部品が付いているので、

角度なども調整することができます。

 

 

テンプル(ウデ)部分も金属素材のものが付けられています。

プラスチックで太いテンプルが使われているフレームだと、

テンプルにしなりがなく、がっちりしたホールド感になりやすいです。

頭を締め付けられるような感じがしたり、

こめかみ部分の圧迫感が気になることもあります。

コンビネーションフレームの場合は、

細身の金属素材や弾力性のある金属素材などを使うことで、

程よいホールド感が得られるソフトな掛け心地にすることもできます。

 

見た目はプラスチックフレームに近い感じになるので、

プラスチックフレームならではの存在感や生地の美しさなどを生かしつつ、

メタルフレームのような掛け心地の良さも実現することができます。

ただ、作っているメーカやブランドによって全然違いますので、

一概にコンビネーションフレームだから掛け心地が良い

というわけではありません。

 

また、コンビネーションフレームならではの欠点もあります。

フロントとブリッジ、テンプルが完全に一体ではなく、

ネジなどで固定することになるので、

ネジの緩みによってガタツキが発生したりします。

さらに、オールプラスチックのフレームに比べると値段が高くなります。

 

本日ご紹介した2本のフレーム、

店頭に並んでおりますのでご試着いただくこともできます。

気になった方はぜひお店で掛けてみて下さい。

 

 

 

 

 

必ずしも左右対称というわけではありません

2018.06.13

スタッフ今堀です。

 

僕は右足に比べて左足の方が大きいのですが、

以前、靴を買う時に右足だけで合わせて、

「サイズはこれでちょうど良いな」と思って買ってしまい、

結局左足の方がきつくて履けなかった苦い思い出があります。

人間の身体はきれいに左右対称になっているわけでなく、

結構右と左で違っていたりします。

 

顔についても同じです。

たとえば、耳の位置も左右で違うことが多いです。

 

 

メガネのフィッティング(調整)では、

先セルと呼ばれる耳に掛かる部分の調整もしますが、

耳の付き位置が左右で異なる場合には、

当然、曲げの調整をする位置も左右で変わってきます。

 

 

こちらは顔の横幅を測定するときに使用しているツールですが、

耳までの長さも計測することができるようになっています。

実務ではあまり使用していないのですが、

目盛りが付いていて分かりやすいので、

こちらを使って説明させていただきます。

目盛りの数字にご注目下さい。

こちらが左側になります。

 

 

反対の右側です。

目盛りを見ると、左よりも短いのがお分かりいただけると思います。

耳までの距離を左右で比べた時、

右の方が短く、左の方が長いということになります。

右の耳の方が、左の耳よりも前方にあるともいえます。

(顔が全体的に斜めに歪んでそうなっている場合もあります。)

 

 

置き方が悪くてちょっと斜めに歪んでいますが、

耳に掛かる部分の位置が左右で違うのが

お分かりいただけるかと思います。

程度の差こそあれ、これは結構よくあることです。

 

 

余談ですが、

子ども用メガネのトマトグラッシーズというフレームは、

このようにスライド式で位置を決めることができます。

左右で耳までの長さが違うお子さまの場合、

当然、左右で穴の位置が異なります。

実際にはそういうお子さまがほとんどです。

 

工場から出荷されたフレームは、

先セルの曲げ位置は左右で同じ状態になっています。

それをお客様の耳の位置に合わせて調整するのが普通です。

 

ご自身のメガネを見た時に

先セルがきれいに左右対称になっていないと、

「これ、不良品じゃないのか?何という店だ!」

そんな風に思われるかもしれませんが、

実はお客様の顔にきちんと合わせて調整してくれている

良心的なお店である可能性もあります。

 

必ずしもメガネの調整の仕方は左右対称ではない。

なぜならほとんどの顔が左右対称ではないから。

そんなことを覚えておいていただけると良いかなと思います。

 

メガネの軽量化・・・意外なところで差が出ます。

2018.05.21

スタッフ今堀です。

 

先日、女性のお客様がメガネを作りに来られ、

スタッフ長尾が対応させていただきました。

僕は隣でお話をお聞きしていたのですが、

「今使っているメガネは、掛けていると鼻がすごく痛くなって・・・

軽いメガネが欲しいの。」

そういうご希望でした。(かなり切実でした。)

 

お客様としては、当然、軽いフレームをご希望されたのですが、

そこで、スタッフ長尾が提案したのは・・・

軽いフレーム・・・・

 

ではなく・・・・

 

レンズの軽量化

 

でした。

 

というのも、こちらのお客様、

少し強めの遠視の方で、

今お使いのメガネのレンズはかなり重量があったからです。

強度近視の方もレンズは重くなることが多いですが、

遠視の方は凸レンズを使用するので、レンズの重量は結構重くなります。

 

でも、度数を変えずにレンズの重さなんて変えられないんじゃないの?

そう思いますよね。

でも、ちょっとしたことに気を付けると、

レンズの重量は大きく変わるんです。

 

それはフレームの選び方です。

(たんに軽いフレームにするということではありません。)

 

 

まずは、フレームの大きさ

同じ度数でも、選ぶフレームの大きさによって

仕上がるレンズの重量がだいぶ違います。

 

上の写真の左側のフレームが、

今回のお客様が選ばれたフレームです。

見てもらうと分かるかと思いますが、かなり小さめのフレームです。

 

レンズの重量の差が分かりやすいように

極端に大きいフレーム(写真右)とでレンズの重量を比較してみます。

 

 

度数、左右の瞳孔間距離なども今回のお客様とほぼ同じ値です。

このフレームで普通にメガネを作ると、

右レンズの重量は8.5gとなります。

だいぶ重いですね。

ちなみにこれは片眼のレンズのみの重量なので、

仮にもし左右が同じ度数だとしたら、これの倍の重さになります。

 

 

では、小さい方のお客様が選ばれたフレームはどうでしょう?

全く同じ条件で作っても、4.9gとだいぶ軽くなります。

 

昔、大きなフレームが流行っていたということもあって、

高齢のお客様の中には、

先ほどの写真の右側のフレームのように

極端に大きなフレームを希望される方がけっこうおられます。

顔に対して極端に小さいフレームは駄目ですが、

必要以上に大きなフレームを選んでしまうと、

度数によってはレンズの重量に大きく影響してしまいます。

 

小さめのフレームを選ぶだけでなく、

これに薄型加工という特殊な加工を加えます。

これは、フレームの形状データをレンズメーカーに送り、

その形状に合わせて最も薄くなるように

レンズをあらかじめ削って送ってくれるというサービスです。

(別途加工料金が必要となります。)

 

 

上が薄型加工をした時のレンズの重量です。

かなり軽量化されるのがお分かりいただけるかと思います。

 

そして、フレームのタイプも大事です。

レンズ部分全体にフチがあるフルリムタイプにすれば、

より薄く仕上げることができます。

 

レンズの下側だけフチがないハーフリムタイプ(写真)は、

レンズに溝を掘ってナイロンの糸を入れて固定するので、

溝を掘れるだけのレンズの厚みが必要になります。

(薄くし過ぎるとレンズが割れてしまうおそれがあります。)

今回のお客様もこのタイプのフレームを使用されていたので、

フルリムタイプへの変更をご提案させていただきました。

 

今回のお客様のようにレンズの重量が重い方の場合、

フレームをどれだけ軽くしてもレンズの重量が変わらなければ、

メガネの前側が重たいのは同じです。

 

特に強度の遠視の方の場合、

フレーム選びを間違えると、どんでもない重量のレンズになってしまいます。

レンズを少しでも軽くする、

そのためにどんなフレームを選べば良いか?

そういう考え方が大事になってきます。

 

お店にお越しいただければ、こんな感じで

レンズの厚みや重量などをシミュレーションすることも可能です。

分からないことがあれば、気軽にスタッフにご相談下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛くなる原因はさまざまです。

2018.05.09

スタッフ今堀です。

 

当店では、基本的には他店でご購入されたフレームの調整は

お断りさせていただいております。

調整中にフレームが破損することもありますし、

当店で取り扱っていないフレームを壊してしまった場合、

同じものを取り寄せたりすることができないからです。

購入されたお店で調整をしてもらうようにお願いしています。

 

ただ、

引っ越しをされたり、足が不自由になられたなどの理由で

どうしても作られたお店に行くのが困難という方もおられます。

そういう場合には、有料で可能な限りの対応をさせていただいております。

(ネット通販で購入されたフレームは全てお断りしています。)

 

先日も、

他店でメガネを購入されたお客様が調整の相談に来られました。

とても礼儀正しい女性のお客様で、

「買ったお店で調整をしてもらっても上手くいかなくて、

他店で買ったメガネで申し訳ないのですが、

お金を払いますので相談にのっていただけませんか?」

ということでした。

 

幸い、当店でも取扱いのあるフレームで、

それなりの金額のするフレームでもあったので、

お金を出してちゃんとしたメガネを作ろうとされていた

ということがよくわかりました。

それで掛け心地で苦しんでおられるのであれば、

何とか力になりたいなと思い、

掛け具合を見させていただくことにしました。

 

ご本人が仰るには、

「掛けていると鼻が痛くなる」とのこと。

買った店でも左右の鼻パッドを広げてもらったのだが、

相変わらず痛いのでもう少し広くして欲しいということでした。

 

 

ところが、実際に掛けてみていただくと、

鼻パッドの幅は広いくらい。メガネも下に下がっていました。

買われたお店で鼻パッドの幅をだいぶ広げてもらったようです。

(写真はイメージです。)

 

これ以上広げるとますますメガネがズレ落ちて来て、

前の方にレンズの重量がかかってくるので、

よけいに鼻が痛くなってしまいます。

逆に鼻パッドの幅を狭くして正しい位置にさせてもらいました。

 

 

(写真はイメージです。)

メガネの位置を正しい位置に上げると、

前よりになっていた重心を耳の後ろ側にも分散させることができます。

その上で鼻パッドが全体に当たるように調整しました。

 

今回のお客様は、鼻の根元の骨もしっかりあったので、

鼻パッドの幅をしっかりと合わせてあげれば、

メガネも正しい位置で安定します。

また、レンズの重量もそれほどなかったので、

適切な調整ができていれば、

鼻がどうしようもないほど痛くなるとうことは

なさそうな印象を受けました。

 

とはいえ、これで解決したわけではなく、

あくまでも正常な状態に戻しただけなので、

どうして鼻が痛くなってしまうのかを考えなくてはいけません。

 

鼻が痛くなる=鼻パッドの調整が悪い、

そんな風に思いがちですが、

鼻が痛くなる原因は実は色々あります。

 

先セルと呼ばれる耳にかかる部分の調整が悪かったり、

顔幅に対してフレームの幅が広かったり極端に狭すぎる場合にも

鼻が痛くなることがあります。

 

 

顔幅よりも狭いフレームも掛けた場合、

テンプル(腕)の材質などによっても変わりますが、

たわんだテンプルが元に戻ろうとして、

メガネを前に押し出す力がはたらいてしまいます。

その結果、メガネはきついくらいなんだけど、

よく下がってくるということが起こります。

メガネが下がってくるということは、

重量が鼻にかかってくるので、

当然、鼻が痛くなります。

 

眼鏡学校で眼鏡の調整を教えてもらっていた先生は、

「鼻が痛いと言ってお客様が来られたからといって、

鼻パッドの当たり具合だけを見たり、

すぐに鼻パッドの調整をしようとするのは素人だ。

プロならまず全体を見て判断しなければいけない。」

ということをよく言っておられました。

 

今回のお客様の場合も、

お顔の幅を測定し直し、

メガネの全体を見させていただいて調整をさせてもらいました。

 

ちなみに、

鼻幅を広げてもらったら良いと思って来られていたので、

調整後は少し半信半疑なご様子でしたが、

先日、お店の前で声をかけていただき、

「あれからずっと使っているけど、すごく調子が良いです。」

と笑顔で声をかけていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はいろんな長さがあるのをご存知ですか?

2018.04.27

スタッフ今堀です。

 

メガネを購入されたことがある方であれば、

フレームにもサイズがあることは何となくご存知かと思います。

洋服ならS、M、Lなど、

靴なら26、26.5、27といった感じです。

メガネの場合もフレームをよ~く見るとサイズが表示されています。

 

 

この画像では、先セルと呼ばれる耳に掛けるプラスチックの部分、

この部分にこのようなサイズの表示がありますが、

フレームによっては他の場所に表示されていることもあります。

 

表示されているサイズには、

レンズサイズ(レンズの横幅)、鼻幅、テンプル(腕)の長さといった

情報があるのですが、

今日は、テンプル(腕)のサイズ(長さ)についてお話したいと思います。

 

先ほどの画像をよく見ていただくと、真ん中あたりに、

55□15-145mmという表示があるのがお分かりいただけると思います。

この145mmというのがテンプルのサイズになります。

 

 

眼鏡の教科書などではこのように説明されています。

それをもとにイラストを作ってみました。

(字が小さくて読みにくくてすみません。)

 

レンズの大きさについては気にされる方も多いかもしれませんが、

テンプルの長さを気にされる方はほとんどおられません。

もしかすると、

「どれも一緒じゃないの?」

そんな風に思っておられた方もおられるかもしれませんね。

でも、実はいろんなサイズ(長さ)があるんですね。

 

一般的には、

男性用(メンズ)フレームのテンプルは長め、

女性用(レディース)フレームのテンプルは短め、

子ども用(キッズ・ジュニア)フレームのテンプルはかなり短め、

となっております。

 

 

テンプルの長さは135mm。

女性用のフレームで一番よく使われている長さです。

 

 

テンプルの長さは145mm。

耳の後ろの部分がだいぶ伸びたのがおわかりいただけると思います。

こちらは男性用のフレームになりますが、

少し長めのテンプルが採用されています。

 

 

テンプルの長さは130mm。

ちょっと短めのサイズになります。

こちらも女性用のフレームですが、

小顔の女性向けのレンズサイズが小さいモデルです。

それに合わせてテンプルサイズも短めになっています。

 

 

テンプルの長さは125mm。

こちらはジュニアフレームのテンプルです。

写真をみていただくと分かるように、

耳の後ろの部分がほとんどありません。

このマネキンの耳位置で合わせるとすると、

かなり後ろ側、先セル(オレンジのプラスチック部分)の先端の

太い部分で調整をしなければならないので、調整が難しくなります。

できればもう少し長めのテンプルの方が良さそうです。

 

 

テンプルの長さは151mm。

けっこう珍しい長めのサイズになります。

耳の後ろ側がだいぶ余っているのが分かるかと思います。

このマネキンの耳位置で合わせるとすると、

かなり前方で調整しないといけないので、

曲げた先セル部分が非常に長くなってしまい、

折りたたんだ時に不恰好になったり、

ケースに収納できなくなったりする可能性があります。

 

代表的なテンプルの長さを紹介しました。

いろんな長さがあるのが分かってもらえたかなと思います。

頭の奥行の長さ、耳の位置は個人差がかなりあります。

男性でもすごく前方に耳がある人もいれば、

女性でもすごく後方に耳がある人もいます。

特に、極端に前方や後方に耳がある方の場合は、

テンプルのサイズが非常に重要になってきます。

 

それから、最近は男女どちらでも掛けられるような

そういうデザインのフレームも結構あります。

 

 

たとえば、こちらは最近女性に人気がある

ボストンシェイプのフレームです。

小顔の女性が、

あえて少し大きめのフレームをかけたりすることもあるので、

正面から見ているとそれほど違和感がありませんが、

 

 

こちらのフレームは男性が掛けられるように、

テンプルの長さは144mmとちょっと長めになっています。

このフレームを小顔の女性が掛けると、

テンプルの調整をした時に耳の後ろがかなり余る心配があります。

(具体的には曲げた先がかなり長くなります)

出来上がった自分のメガネを見たら、

店頭に並んでいた時の状態とは全然違う・・・

そんなことにもなりかねないので注意が必要です。

 

メガネを作る際には、

テンプルサイズ(長さ)もちょっと気にしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物とメガネ

2018.04.03

 

スタッフ長尾です。

最近はお着物でご来店いただくことも多くなってきました。

普段着として颯爽と着こなしていらっしゃってとてもカッコいいです。

 

着物は決まりごとが多くて難しい。というイメージがありますよね。

フォーマルな席では、その場に応じたドレスコードに合わせる必要がありますが

そんなに細かい事を気にしなくて大丈夫。なんですって。

だから、着物に合うメガネは・・・・とこちらも難しく考えなくても大丈夫。

 

エレガントなフレームを着物の色や季節感と合わせたり、

 

 

こんな風にプラスチックの枠もいいと思います。

 

デザイン性のあるフレームは存在感バッチリですが、

シンプルなフレームだって負けてはいません。

 

着物だって色んなフレームで楽しんでいただきたい。

 

着物こそ、どんどんチャレンジしてくださいね。

視生活に変化はありませんか?

2018.03.30

 

スタッフ長尾です。

もうすぐ4月。桜が咲いてツバメが姿を見せ始ました。

季節が大き~く変化しています。

 

4月はお仕事でも変化のある時ですよね

部署の移動があったり、仕事の内容がちょっと変わったりと。

生活環境も大きく変わる時ですね。

 

そんなか今まで使って来たデスクワーク用のメガネが

なんだか見にくい。

使いにくい。

いまひとつスッキリしない。

と感じることはありませんか?

 

メガネの度数が合わなくなった。という事もありますが

仕事内容が変わり、見なくてはならないモノが変わった

という事もあります。

 

例えば、

①のような割と狭い範囲でのお仕事が多かったのに

②③のようにパソコンを見ながらの作業が多くなったような場合。

今まで使っていたメガネでは手元はしっかり見えるけど、

パソコンの画面スッキリ見えない。

顔を近づけたり、人によってはメガネを外さなくてはよく見えない。

ってことが起こります。

(パソコンがノートからデスクトップ型に変わっても見え方に違いが出ます。)

 

逆に②③から①の変わった場合は手元の文字などの見え方にくっきり感が欲しい。

ということが起こって来ます。

 

また、座りっぱなしの事が多かったけど立ったり座ったりと行動範囲が広がった。

というような場合も、今までの眼鏡では歩けなく困る。ということもあります。

 

近くを見るお仕事も人それぞれ。

見たいもの、見えなくては困るもの。が違います。

その方に応じたおすすめのデスクワーク用レンズがあるのです。

 

なんだか今までの眼鏡では仕事がはかどらない、使いにくくて疲れる。

お仕事内容と、デスクワーク用レンズ(の設計)が合ってないのかもしれません。

まずはお気軽にご相談くださいませ。

*今お使いの眼鏡もご持参いただけると助かります。