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メガネについてあれこれ

メガネを買ってからネジの交換ってしたことありますか?

2018.09.24

スタッフ今堀です。

 

先日、「メガネのレンズが外れてしまったので入れてもらえますか?」と

お客様がメガネと外れたレンズを持って来られました。

 

 

早速メガネを見せていただいたのですが、

「ネジが外れてしまったのかな?」と思ってネジを確認したところ・・・

 

 

ネジはしっかり残っております。

ところがですね・・・・

 

 

ネジが折れて中に残ってしまっていました

汗によってレンズを固定しているネジが徐々に錆びていくのですが、

それを放置しておくと、最後は折れてこのように中に残ってしまいます。

よく汗をかく人に起こりやすく、中には何度も繰り返す人もおられます。

 

 

こうなってしまうと普通にドライバーでネジを抜くことができないので、

「ネジ抜き」という特殊な作業が必要になります。

錆びて中に残ってしまったネジをなんとか抜き出すのですが、

これがなかなか手間のかかる作業でして、

場合によっては新たにネジ山を切りなおすことになります。

メガネをお預かりさせていただくことになり、工賃も発生します。

 

プラスチックフレームや、レンズに溝を掘ってナイロン糸で固定するタイプの

フレームをお使いの場合は心配はないのですが、

フレーム全体に枠があって、レンズをネジで固定するタイプのフレームをお使いの方は

レンズ止めのネジが錆びないように注意していただく必要があります。

 

 

汗をかいたらそのままにせずに水で汗を洗い流す習慣が大事です。

(もちろん、洗った後はしっかり水気を拭き取って下さい。)

特によく汗をかく夏場には気を付けましょう。

ネジが錆びてくる前に早めにネジを交換していただくことも大事です。

ネジ自体は安いものですし、ネジの交換だけならすぐに終わります。

面倒くさがらずに定期的にネジを交換してもらうと良いと思います。

 

特に最近は、地震や台風など自然災害が頻発しております。

万一避難をしなければならなくなった時に、

ネジが折れてレンズが外れてしまうと大変なことになります。

メガネがなくなると生活に支障が出るような方は、(僕もそうです。)

予備のメガネを用意したり、普段からメンテナンスをしっかり行っておくことを

おすすめします。

 

 

当店では、夏になるとリフレッシュキャンペーンというイベントを行い、

お客様のメガネを一日お預かりして洗浄とメンテナンスを行います。

全てのパーツを分解し、洗浄するのですが、

その際にネジなどの部品も新品に交換させていただいております。

当店でご購入いただいたメガネが対象で、料金もいただきますが、

毎年たくさんのお客様がメガネのリフレッシュに持って来られます。

当店でメガネをお作りいただいた際にはぜひご利用下さい。

 

ご自身の“近くを見る時の距離”って意識されていますか?

2018.09.15

スタッフ今堀です。

 

40歳を過ぎた頃から老視(老眼のこと)が始まるので、

近くを見るためのメガネが必要になる方が増えます。

いわゆる老眼鏡ですね。

 

 

最近では100円ショップなどでも既製品の老眼鏡が販売されているので、

老眼鏡=既製品と考えておられる方も多いのですが、

老眼鏡の度数は人それぞれ異なりますので、

自分の目に合ったものをちゃんと作っていただく方が良いと思います。

 

老眼鏡の度数を決めるためにはいくつかの情報が必要になります。

 

①遠くを見る時の度数

その人の目が近視なのか、遠視なのかによって老眼鏡の度数も変わります。

(左右で度数が違うという方がほとんどなので、

左右の目にそれぞれに合った度数にすることができるのも

眼鏡店で老眼鏡を作るメリットです。

また、乱視が強い方の場合には乱視を補正することもできます。)

 

②年齢

意外かもしれませんが、年齢も老眼鏡の度数に関係します。

個人差はもちろんあるので、あくまでも目安ではありますが、

老眼鏡の度数を決める時にはその方の年齢も参考にします。

メガネを作る際に、お客様の年齢を確認しておくことはとても大事なのです。

(決して興味本位で年齢をお尋ねしているわけではありません。)

 

③見たい物や見たい文字の大きさ

最近は新聞の文字もだいぶ大きくなって読みやすくなっていますが、

比較的大きな文字を読む場合はそれほど強い度数は必要ありませんが、

辞書のように細かい文字を読みたいという場合や、

刺繍などの細かい作業をされる場合には強めの度数が必要になります。

 

こうしたことを考えながら近業用メガネ(老眼鏡)の度数を考えていくのですが、

他にももう一つとても大事なことがあります。

 

それは、作業距離です。

本を読んだり、近業作業をする場合に、

どのくらいの距離でその作業をするかは人によって違います。

もちろん、作業の内容によっても作業距離は変化します。

 

 

 

たとえばお客様が読書用のメガネを作られるという場合、

本を目からどれくらい離して見られるのかをチェックします。

店でもメジャーを使って測定しています。

 

女性に比べると、男性の場合は腕が長いことが多いので、

作業距離は少し長めになったりします。

今まで老眼鏡を我慢して使わなかったという方や、

弱めの老眼鏡をずっと使ってこられた方の場合には、

少し離して見るクセがついてしまっていることも多いので、

こういう場合も作業距離が少し長めになっていたりします。

 

度数測定の時に測定した度数をもとにして、

作業距離が短めなら少し強めの度数に変えたり、

作業距離が長めなら少し弱めの度数に変えたりして調整をします。

僅かなことではありますが、メガネの使いやすさに影響しますので、

しっかりと作業距離を確認することが大事になります。

 

たまに眼科の処方箋を持って来られるお客様で、

処方箋通りの度数で本などを見てもらうのですが、

「きつくて掛けられない」と言われる方がおられます。

眼科で測定された度数が間違っているということではなく、

ご本人にとってのちょうど良い作業距離と、

検査した時の距離が違うことが原因で起こる問題がほとんどです。

眼科で老眼鏡用の処方箋を出してもらう場合には、

自分がどういうものをどの位の距離で見たいのか

事前に先生にしっかり伝えて処方箋を書いてもらって下さい。

(測定時に自分はこんなに近づけて読まないと感じたら、

それをきちんと伝えた方が良いです。)

そのためにも自分がどのくらいの距離で見たいのか、

自分の作業距離を意識しておくことが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緩みにくいネジ、あります

2018.09.14

スタッフ今堀です。

 

いつもはメガネフレームやレンズをご紹介していますが、

本日ご紹介するのはこちら。

 

 

そう、ネジです。

 

でも、普通のネジとちょっと違いますよね?

よ~く見ると、ネジに何やら赤いものが付いております。

 

 

実はこのネジ、

テンプル(ウデ)のバタつきを防ぐ目的で使う特殊なネジなんです。

赤いのは樹脂で、このネジを締めつけると

赤い樹脂部分が広がってネジの緩みをストップします。

 

 

メガネフレームにはいくつかネジが使用されていますが、

「蝶番」と呼ばれる、テンプル(ウデ)を折りたたむ部分専用のネジです。

 

当店でも以前からこのネジを使用していたのですが、

通常のネジに比べて本当に緩みにくいのか?

僕自身、ちょっと半信半疑でした。

(メーカーさんの話やデータはあまり鵜呑みにしないように心がけています。)

やっぱり自分自身でしっかり確かめてみたいなと思います。

 

 

そこで今回、僕とスタッフ長尾が自分のメガネを使って、

片側の丁番には通常のネジを入れ、

反対側の丁番にこの緩みにくいネジを入れてみて、

しばらく使った後にどうなっているのかを実験してみたいと思います。

(本当は全く同じでトルクで締められると良いのですが、

ちょっとそれは無理なので、手の感覚便りになりますが、

なるべく同じになるように締めたいと思っております。)

 

すぐには結果は分からないので、

しばらく使ってみて結果はまたブログで報告したいと思っております。

使用した感想などはお伝えできますので、

興味のある方は僕かスタッフ長尾まで声をおかけ下さい。

 

今度のメガネは以前のメガネより何段階度数が強くなった?

2018.09.12

スタッフ今堀です。

 

今日はメガネレンズの度数についてお話したいと思います。

 

 

メガネレンズの度数は人によって様々ですが、

ご自身のメガネのレンズの度数ってご存知でしょうか?

案外、よく知らないという方の方が多いのではないかなと思います。

 

眼科で処方してもらった処方箋を見たり、

眼鏡を購入したお店の保証書やレンズの袋などを見ると、

レンズの度数が書かれてあります。

 

という記号があって、その横に数字が表記されていると思いますが、

プラスやマイナスというのはレンズの種類です。

プラスの場合は凸レンズ、マイナスの場合は凹レンズになります。

眼科の先生の中には、+や-ではなく、凹と凸で書く先生もおられます。

 

+-の横の数字がレンズの度数になります。

数字の横にDと書かれている場合もありますが、

これはレンズの単位(ディオプトリー)です。

数字が大きくなるほど、度数が強くなります。

-2.00Dと-6.00Dでは、-6.00Dの方がより強い度数ということです。

 

 

 

一般に、眼鏡用レンズの度数は0.25刻みとなっています。

-3.00、-3.25、-350、-3.75、-4.00という感じで強くなっていきます。

「一段階強い度数」という場合、0.25だけ数字が大きくなります。

 

たとえば、これまで-2.00Dのレンズを使っていた方が、

新しいメガネのレンズの度数が-3.00Dに変わったとしたら、

-2.00 (以前の度数)

①-2.25 (1段階強くなる)

②-2.50 (2段階強くなる)

③-2.75 (3段階強くなる)

④-3.00 (4段階強くなる)

以前の度数に対して、4段階度数が変化したということになります。

この場合、数字が大きくなっているので、度数は強くなっています。

 

最近新しく作った老眼鏡の度数が+2.50Dだったという方がいたとして、

今まで使っていた古い老眼鏡の度数が+2.00Dだったとしたら、

新しく作った老眼鏡は古い老眼鏡よりも0.50D強くなっていますので、

2段階度数が強くなったということになります。

(ちなみに、既製品の老眼鏡では1.00D刻みになっているものあるので、

+2.00Dの次は+3.00Dになったりします。)

 

 

余談ですが、

当店の度数測定器には、0.12Dでレンズの度数を変化させる機能も付いているので、

やろうと思えば0.12D刻みで度数を測定することが可能です。

ただ実際には、0.12Dの度数の違いを感じるのは正直かなり難しいです。

(そういうレンズを注文できないという問題もあります。)

若い方や視力の良い方の中には、

0.12Dの変化でも敏感に反応される方もおられますが、

そういうケースは稀です。

白内障などがあって視力が出にくい方の中には、

2段階(0.50D)変化させても違いが分からないという方もおられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メガネのレンズ選びに迷ったら・・・

2018.09.08

スタッフ今堀です。

 

当店は琵琶湖からも近いということもあって、

週末になるとロードバイクに乗った方をよく見かけます。

当店のスタッフも趣味でロードバイクに乗っておりますが、

このロードバイクという乗り物、

土台となるフレーム(パーツを組み付ける骨組み)に

ブレーキやチェーンといったパーツが装着されてできています。

 

メガネの場合も枠のことをフレームと呼びますが、

フレームとレンズの組み合わせで性能や価格が変わるという点が

結構似ているのではないかなと思います。

 

 

ロードバイクの場合、このパーツ類がセットになっているのですが、

たくさんのグレードがあり、価格も全然違います。

フレームの場合は、好きな色や見た目で選ぶことができますが、

パーツ類の場合はなかなかそういうわけにもいきません。

当然、価格に応じて性能が違うわけなのですが、

初めて買う時にはそんな性能の差など分かりません。

お店のスタッフの方に説明してもらいながら、

どれにしたら良いのだろうとすごく迷ったのを覚えています。

 

 

メガネの場合も、フレームは選びやすいのではないかなと思います。

実際、お店に入って真っ先にフレームを見ておられる方も多いです。

デザインやカラーもフレームによって全然違いますし、

掛け心地も実際に掛けて試してみるとよく分かります。

初めてメガネを買う方でも違いが分かりやすいのがフレームです。

 

では、レンズはどうでしょうか?

 

 

先ほどのロードバイクのパーツと同じで、

各レンズメーカからいろんなグレードのレンズが発売されています。

基本的には設計の違いで、高価なレンズほど最新の設計が用いられています。

ただ、その性能の差が実感できるかというと、それは個人差があります。

メーカーによっては、お試し用のテストレンズが用意されているものもありますが、

全てのレンズにテストレンズが用意されているわけではなく、

実際に装用体験をしていただけるレンズは限られています。

 

メガネを購入される方の立場になってみて考えると、

メガネのレンズを選ぶことは実は結構難しくて、

特に初めてメガネを作られる方には大変なことだなと思います。

では、どうやってレンズを選べば良いのでしょうか?

 

僕がおすすめするのは、

予算を決めてそれに合わせてレンズを選ぶという方法です。

メーカーのパンフレットには、〇〇設計などと書かれていますが、

正直そんなのは分からない方がほとんどです。

高価なレンズの方が高性能なのは当たり前ですが、

上を見だすとキリがありません(笑)

なので、ある程度の予算を決めてもらって、

その範囲内で買える価格のレンズを選んでいただいたら良いかなと思います。

 

僕も初めてロードバイクを買った時にお店のスタッフさんから、

「パーツ類は後から上位のグレードに交換することができるので、

最初からそんなに高価なものにしなくても大丈夫ですよ。」

そんな風にアドバイスをしてもらいました。

 

メガネの場合も同じです。

後からレンズだけ良いものに交換することもできます。

(フレームの交換もできるのですが、色々大変なこともあります。)

最初からあまり難しく考えずに、

フレームの方はできるだけ妥協せずに自分が気に入ったものをご購入いただき、

後からレンズだけをさらに良いものに交換していただいても良いと思います。

 

ただ、初めて遠近両用レンズを使われる方で、

ユレやユガミを敏感に感じたりされる方の場合には、

なるべくレンズにお金をかけてもらうことをおすすめする場合もあるのですが、

この辺りはまた別の機会に詳しくお話したいと思います。

 

 

当店でメガネをお作りいただけるお客様には、

テストレンズを使って見え方の違いを体感していただくことも可能です。

お客様の目的に応じたレンズをアドバイスさせていただきます。

分からないことなどありましたら、遠慮なくスタッフにお尋ね下さい。

 

 

 

ダミーレンズについて

2018.09.06

スタッフ今堀です。

 

眼鏡店の店頭に並んでいるメガネフレームには、

大抵、下の画像のようなレンズが入っております。

 

 

ブランドのロゴやフレームサイズが表示されていたり、

中には一切そういうものが書かれていないものもあります。

 

このレンズは見本用のレンズなので、

当然ですが、度数は入っておりません

 

眼鏡屋さんでメガネを作った経験がある方にすると、

「そんなの当たり前でしょ?」という感じなのですが、

たま~にですが、この見本用のレンズが入ったメガネを掛けて、

「あかんわ、このメガネは全然見えないわ」と仰る方がおられます。

おそらくですが、既製品の老眼鏡しか使われたことがない方で、

レンズが入った状態でメガネは販売されている、

そんな風に誤解されておられるのかなと思われます。

 

 

この見本用のレンズにも名前がありまして、

業界ではダミーレンズと呼ばれております。

(正式な名称なのかどうかは僕も分かりません。)

「ダミー」という言葉には、

“本物に似せて偽装した、実際には機能を持たないもの”

という意味がありますが、まさにダミーのレンズですね。

 

加工の際にはこのダミーレンズを取り外して、

度数の入った本物のレンズに入れ替えます。

ダミーレンズはその時に処分されることになるのですが、

それなら別に無くても良いんじゃないのと思いませんか?

ところが、このダミーレンズ、実は色々と役に立つのです。

 

一つはフレームを展示した時の見た目の印象の問題です。

商品として店頭に陳列した時に光が反射するので、

ダミーレンズがあった方がよりメガネっぽく見えます。

最近のダミーレンズは進化しておりまして、

本物のレンズと同じような反射光をしているものもあります。

 

 

フチなしフレームやハーフリム(※)のフレームの場合、

(※フチが上側だけあって下側をナイロンの糸で固定するフレームです)

このダミーレンズがないとメガネの形を維持できません。

フチなしフレームの場合には、上の写真のようにバラバラになってしまいます。

ダミーレンズがあるおかげで外見もメガネっぽく見えるし、

実際に掛けて試すこともできます。

 

 

実際にレンズを削って加工する時にもダミーレンズは役に立ちます。

ダミーレンズを使ってレンズの型取りをしたり、

フレームを固定するための穴の位置を決めたりします。

 

 

お客様の目の位置を確認する時にもダミーレンズは役に立ちます。

遠近両用レンズなどでは、ダミーレンズに専用のシールを貼って

目の位置を確認したりします。

 

メガネフレームに当たり前のように付いているダミーレンズ。

メガネが完成し、お客様にお渡しする時には、

その役目を終えてひっそりとなくなってしまう存在ですが、

意外といろいろ役に立ってくれているのです。

 

 

 

 

視力測定と度数測定の違い③

2018.08.26

スタッフ今堀です。

 

前回、前々回と視力検査(測定)と屈折検査(度数測定)の

違いについて話してきました。

こんなに長くなるとは思っていなかったのですが(笑)、

今回で終わりなのでもう少しだけお付き合い下さい。

 

 

 

前回、屈折検査(度数測定)の目的についてお話しましたが、

今日はその方法についてお話したいと思います。

 

一般的によく行われる方法が、

オートレフラクトメータという測定機器を使う方法です。

 

当店のオートレフラクトメータです。

 

メガネやコンタクトレンズを作ったことがある方なら

おそらく一度は経験されたことがあるのではないかと思います。

あごをのせて装置の中を覗くと、中に気球やヨットの絵が見えて、

それがぼやけたりはっきり見えたりします。

実はその間に目の度数を測定しています。

度数だけでなく、角膜のカーブが分かるタイプもあります。

 

 

瞬時に目の屈折度数が分かります。

(厳密には、補正するためのレンズの度数が表示されます。)

たまに、「視力なんぼやった?」と尋ねられるお客様がおられますが、

この検査機器は視力を測定しているわけではありませんので、

視力はわかりません。

視力を調べるのは前々回お話した視力検査(測定)でしたね。

 

 

最近はあまり使われなくなっていますが、

目に光を当てて、その反射光を見ることで度数を調べる方法もあります。

これも屈折検査(度数測定)の一つです。

オートレフラクトメータが今ほど普及されていなかった頃は、

この方法で度数測定を行っていました。

ある程度経験が必要になります。

 

 

試験枠(写真左)や自動でレンズを交換してくれる検眼器(写真右)を使い、

被検者(検査を受ける人のことです)に視力表を見てもらいながら、

度数を調べる方法も一般的です。

被検者にレンズを交換した時の視力の変化を尋ねながら、

近視や遠視を補正する度数を探していきます。

測定時間を短縮して被検者の負担を減らすために、

先ほどのオートレフラクトメーターと組み合わせて行うことが多いです。

 

視力が低下している原因が、

目の屈折の問題(近視、遠視、乱視)であれば、

屈折検査(度数測定)の結果をもとに作った

メガネやコンタクトレンズで対応することができます。

ただ、それ以外の原因で視力が低下している場合には、

(たとえば白内障や網膜の病気など)

屈折検査(度数測定)では対応できません。

 

眼疾患の可能性が考えられる場合には、

眼科医による専門的な検査が必要になります。

度数測定をしてみても視力が良くならない場合や、

眼疾患の疑いがある場合には眼科の受診をお願いしております。

 

屈折検査(度数測定)についてお話しましたが、

視力検査(測定)との違いは分かっていただけましたでしょうか?

視力検査の結果、視力が1.0だったとしても、

実は遠視や弱度の乱視があるということもあります。

自分の目の屈折状態を知っておくと、

老眼になった時にどんなメガネが必要になるのかも分かります。

 

視力が良くてメガネやコンタクトレンズが必要ないという方でも、

ご家族のメガネを作りに行ったついでなどに

眼鏡屋さんで度数測定を受ける機会がもしあれば、

一度、度数測定を受けてみるのも良いかもしれません。

視力測定と度数測定の違い②

2018.08.25

スタッフ今堀です。

 

先日は視力検査(測定)についてお話しましたが、

今日お話するのは、屈折検査(度数測定)です。

 

 

眼鏡やコンタクトレンズを作る時に必ず行う検査です。

「検眼」という言葉もありますが、内容は大体同じです。

(検眼には屈折検査以外の検査、たとえば両眼視機能の検査

などが含まれる場合もありますが、中心は屈折検査です。)

ちなみに先日も説明しましたが、

眼鏡店で行う場合には、屈折検査という言い方はだめなので

度数測定と言わなければならないことになっています。

 

 

屈折検査(度数測定)の目的は、

近視や遠視、乱視のある目に対して、

それを補正するために必要なレンズの度数を調べることです。

これが分からないと、眼鏡もコンタクトレンズも作れないですよね。

 

正視とよばれる目の場合、

遠くを見ている時、目に入ってきた光は網膜に像を結びます。

ピントがしっかり合った状態なので、視力も良好です。

ところが、近視や遠視がある目の場合は、

網膜よりも前方や後方にずれて像を結んでしまいます。

(近視は網膜の前方、遠視は網膜の後方に像を結びます。)

ピントが合わないのでぼやけて見えます。

そのために遠くの視力が悪くなってしまうわけです。

 

 

「えっ、遠視は遠くがよく見える目なんじゃないの?」

そんな風に思われる方もおられるかもしれませんが、

これは間違いです。(結構そう思っておられる方が多いです。)

 

たしかに近視に比べて遠視の方の場合は、

遠くが見えている(視力が良い)方が多いのは事実です。

ただし、これは調節といって、本来遠くを見る時には使わなくても良い

力を使ってピントを合わせています。

そのため、正視や近視の人に比べると目が疲れやすく、

近くを見た時の負担も大きくなってしまいます。

若い内は調節する力も十分にあるので良いのですが、

調節する力が衰えてくる、いわゆる老眼が出てくる頃になると、

調節によってピントを合わせることができなくなってくるため、

手元だけでなく、遠くの方もぼやけてきます。

近視の人と同じように遠くが見にくくなるわけですね。

 

屈折検査(度数測定)を行うとことで、

その人の目が近視なのか、遠視なのか、乱視なのかが分かり、

(乱視についてはまた別の機会にお話しできればと思います。)

どれくらいの度数(パワー)のレンズを使えば、

それを補正することができるのかが分かります。

(ただし、白内障などの眼疾患があるかどうかは分かりません。)

 

では、どのようにそれを調べるのかですが、

それはまた次回にお話ししたいと思います。

 

 

 

視力測定と度数測定の違い①

2018.08.22

スタッフ今堀です。

 

「目の検査」と言われて、一般に多くの方が思い浮かべるのは、

視力検査ではないかと思います。

 

 

ちなみにですが、

「視力検査」という言葉を使って良いのはお医者さんだけで、

それ以外の人、たとえば眼鏡屋さんが行う場合には、

「視力測定」という言葉を使うことになっています。

なので、眼鏡店で視力を調べる時には、

視力検査ではなく、視力測定になります。

少しまぎらわしいですが、やっている内容はほぼ同じです。

 

学校や職場の健康診断、免許を取得する時や更新の時など、

いろんな機会で受けることになる検査なので、

誰しも一度くらいは視力検査(視力測定)を

受けたことがあるのではないかと思います。

 

 

視力検査の結果分かるのは、当然ですが、視力です。

簡単に言うと、どこまで細かいものを見ることができるのか、

その能力を調べているのが視力検査です。

裸眼、あるいはメガネやコンタクトレンズを付けた状態で、

その人がどれだけ視力が出ているのかを測定します。

 

ただ、この時に注意していただきたいのは、

視力検査の結果分かるのはあくまでも視力であって、

近視や遠視、乱視かどうかまでは分からないということです。

近視、遠視、乱視は、医学的には屈折異常というのですが、

いずれも目に入ってきた光が網膜にうまく像を結べていない状態です。

これを調べるためには屈折検査(度数測定)という

また別の検査が必要になります。

 

屈折検査(度数測定)の経験が豊富な人が視力検査を行えば、

被験者(視力検査を受けている人)の様子から、

「近視なんだろうな」とか、「多分、乱視があるな」とか、

ある程度推測することはできるのですが、

視力検査だけで断定することはできません。

 

 

よくあるのが、

視力検査の結果が良いとそれだけで、

「自分は近視でも遠視でもない(メガネなども必要ない)」

そんな風に思い込んでしまうケースです。

これはまた別の機会にお話したいと思いますが、

たとえば、視力が1.0であったとしても、

実は遠視ということも結構あります。

 

余談になりますが、

当店のスタッフ長尾も遠視です。

以前は裸眼で1.0以上の視力が出ていたそうです。

メガネを掛けても裸眼時とほとんど視力は変わらなかったようですが、

それでも遠視を補正するメガネを掛けておりました。

視力が裸眼時とほとんど変化しなくても、

メガネを掛けた方が良いということもあります。

 

視力検査(視力測定)で調べているのはあくまでも視力であって、

近視や遠視といった目の屈折状態まで分かるわけではないということを

知っておいてもらえると良いかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

室内用メガネは便利で快適ですが、車の運転はできません

2018.08.21

 

スタッフ長尾です。

いつもより暑さが増している今年の夏。

この暑さの中7月から自転車通勤をしています。(ママチャリです)

快適~!とまでは行きませんが

風を切って(?!)走るので、歩くよりは断然涼しいのです。

汗をかく量が50%減ぐらいに感じます。

 

その自転車通勤ですが、8月後半になってちょっと気になることが。

 

私はここ数年ずっと室内用メガネを使っていて、

現在こちらの4本をいろいろと使い分けています。(遠近両用メガネも持っています)

お店での伝票記入やパソコン入力、

近所へのお買い物などほぼ一日掛けっぱなしです。

 

便利なのでそのまま自転車で帰ってしまうことが何度か。

でもこれは日没時間が遅く周囲が明るかったから

室内用メガネでも見え方が気にならなかっただけの事。

 

それがここ最近は

買い物が終わった時には辺りは薄暗くなり始めています。

車道を行きかう車のヘッドライトが

雨降りの夜のようにやけに滲んで見にくいのです。

 

レンズが汚れてる??と一瞬思いましたが。

そうではなく、室内用メガネのせい。(そのまま掛けて帰ってきてたんですね)

室内用メガネなので遠い所にピントが合っていません。

明るい昼間は特に問題無かったのですが、

辺りが暗くなってピンボケが顕著になったのです。

そうです。

室内用メガネは遠くを見るメガネではないのです。

 

 

目的に応じた最適のメガネを使い分けることで

視生活を楽に快適に過ごせますが、

使い分けを間違えると大変なことになります。

遠近両用メガネと室内用メガネを使い分けている方はご注意くださいね。

室内用メガネで車の運転は禁止事項です。