視力が良くても乱視が隠れていることもあります
2019.10.23
スタッフ今堀です。
先日、子ども用メガネのお客様が、お父さんと一緒にメンテナンスに来てくれました。
視力測定もしてみると、ちょっと右目が見にくそうだったので、度数を測定することに。
やはり近視の度数が進んでいたので、レンズの交換をしていただきました。
小学生の子どもさんなので、大人の時と検査のやり方がだいぶ違います。
テストフレームにプラスレンズを入れてわざと見にくくして、
できるだけ調節が入らないように度数を測定します。
その時に、いっしょに来られていたお父さんが、
「大型の免許を持っているんですけど、深視力が良くなくて・・・」
ということを仰られたので、
少し時間をいただき、お父さんの度数と両眼視機能のチェックも行いました。
※深視力については当店のブログの深視力カテゴリーをご覧下さい。
左右の視力が裸眼でどちらも1.0出ており、両目なら1.5くらい見えておられました。
視力だけなら全く問題ありません。
ただ、しっかりと度数を確認してみると、
弱い遠視で、乱視の度数も必要だということが分かりました。
試しに乱視のレンズを入れたテストフレームで試しもらうと、
「全然違う!はっきり見える!」と効果を実感してもらえました。
乱視が未補正のために深視力が上手くいかないというケースも多く、
今回のお客様の場合もそのケースでした。
深視力計も試してもらいましたが、問題なく合格できそうでした。
免許の更新はまだだいぶ先とのことだったので、
今回はメガネは作らず記録だけ残させていただくことにしました。
少しくらいの乱視であれば視力も良好である場合が多いのですが、
乱視を補正することでより見やすくなったり、立体視が良くなる場合もあります。
乱視がある方は、せめて運転の時だけでも乱視を補正したメガネをおすすめします。