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ダミーレンズについて

2018.09.06

スタッフ今堀です。

 

眼鏡店の店頭に並んでいるメガネフレームには、

大抵、下の画像のようなレンズが入っております。

 

 

ブランドのロゴやフレームサイズが表示されていたり、

中には一切そういうものが書かれていないものもあります。

 

このレンズは見本用のレンズなので、

当然ですが、度数は入っておりません

 

眼鏡屋さんでメガネを作った経験がある方にすると、

「そんなの当たり前でしょ?」という感じなのですが、

たま~にですが、この見本用のレンズが入ったメガネを掛けて、

「あかんわ、このメガネは全然見えないわ」と仰る方がおられます。

おそらくですが、既製品の老眼鏡しか使われたことがない方で、

レンズが入った状態でメガネは販売されている、

そんな風に誤解されておられるのかなと思われます。

 

 

この見本用のレンズにも名前がありまして、

業界ではダミーレンズと呼ばれております。

(正式な名称なのかどうかは僕も分かりません。)

「ダミー」という言葉には、

“本物に似せて偽装した、実際には機能を持たないもの”

という意味がありますが、まさにダミーのレンズですね。

 

加工の際にはこのダミーレンズを取り外して、

度数の入った本物のレンズに入れ替えます。

ダミーレンズはその時に処分されることになるのですが、

それなら別に無くても良いんじゃないのと思いませんか?

ところが、このダミーレンズ、実は色々と役に立つのです。

 

一つはフレームを展示した時の見た目の印象の問題です。

商品として店頭に陳列した時に光が反射するので、

ダミーレンズがあった方がよりメガネっぽく見えます。

最近のダミーレンズは進化しておりまして、

本物のレンズと同じような反射光をしているものもあります。

 

 

フチなしフレームやハーフリム(※)のフレームの場合、

(※フチが上側だけあって下側をナイロンの糸で固定するフレームです)

このダミーレンズがないとメガネの形を維持できません。

フチなしフレームの場合には、上の写真のようにバラバラになってしまいます。

ダミーレンズがあるおかげで外見もメガネっぽく見えるし、

実際に掛けて試すこともできます。

 

 

実際にレンズを削って加工する時にもダミーレンズは役に立ちます。

ダミーレンズを使ってレンズの型取りをしたり、

フレームを固定するための穴の位置を決めたりします。

 

 

お客様の目の位置を確認する時にもダミーレンズは役に立ちます。

遠近両用レンズなどでは、ダミーレンズに専用のシールを貼って

目の位置を確認したりします。

 

メガネフレームに当たり前のように付いているダミーレンズ。

メガネが完成し、お客様にお渡しする時には、

その役目を終えてひっそりとなくなってしまう存在ですが、

意外といろいろ役に立ってくれているのです。

 

 

 

 

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