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ナイロールフレームの構造とお使い時の注意点

2018.12.05

スタッフ今堀です。

 

今日はナイロールと呼ばれるフレームについてお話したいと思います。

といっても、「ナイロールって何?」という方がほとんどだと思いますので、

まずはこちらをご覧ください。

 

 

レンズ部分を見ていただくと、

フレームの上側には枠がありますが、

下側はレンズがむき出しになっています。

こういうフレームを一般にナイロールと呼んでおります。

 

 

こちらはレンズの下側まで枠があります。

(グラデーションカラーなのでちょっと分かりにくいかもしれませんが。)

レンズを覆う枠の部分を“リム”と呼ぶのですが、

リムの中に溝があって、そこにレンズをはめこんでネジで固定をします。

レンズ全体にリムがあるこういうタイプのフレームは、

フルリムフレームと呼ばれます。

 

 

上の写真とよく似たフレームですが、

こちらはレンズの上側だけにリムがあって下側にはリムがありません。

こちらのフレームはナイロールになります。

(フルリムに対してリムが半分なのでハーフリムと呼んだりもします。)

 

 

ナイロールフレームのレンズを外すとこんな風になっております。

リムのない部分にはナイロンの糸(テグス)が付いています。

これでどうやってレンズを固定するのか不思議じゃないですか?

 

 

その秘密はレンズにあります。

ナイロールフレームにレンズを入れる場合には、

レンズにこのような溝を掘ります。

その溝にナイロンの糸を引っ掛けてレンズを固定するわけです。

 

加工する際にはナイロンの糸の張り具合も重要になります。

張りが弱いと簡単にレンズが外れてしまいますし、

逆に強すぎると糸が切れたり、レンズにヒビが入ったりします。

きつ過ぎず、ゆる過ぎない、程よい糸の張り具合が求められます。

ナイロンの糸は年数が経つと劣化して切れやすくなるので、

定期的に交換していただく必要があります。

といってもそんなに高価なものではないのでご安心下さい。

 

 

ナイロールフレームの良いところは、

全体にリムがないので、掛けた時の見た目がすっきりとします。

特に、リムが太めでボリュームのあるフルリムフレームだと

フレームばかりが目立ってしまう心配がありますが、

ナイロールにすればそういう心配もありません。

また、ナイロールフレームは顔を長く見せる効果もあります。

(顔の長さが気になる方の場合は、ナイロールフレームを選んでしまうと

逆効果になることもあるので注意が必要です。)

 

 

ナイロールフレームの注意点としては、

テンプル(ウデ)がねじられるような動きに弱いことです。

上の写真は、テンプルを上に押し上げるような感じで力を加えています。

ナイロンの糸が浮き上がっているのがお分かりいただけるかと思います。

激しくぶつかったり、テンプルに力が加わった際に、

このようにナイロンの糸がレンズの溝から浮き上がって

割と簡単にレンズが外れてしまうことがあります。

 

レンズが外れたといって持って来られたお客様のメガネを見ると、

大抵テンプルも変形してしまっています。

テンプルに力が加わったことがきっかけでレンズが外れてしまう、

そういうケースが多いです。

 

また、リムがない部分はレンズがむき出しになっているので、

激しくぶつけたりするとレンズがかけたりする心配もあります。

丁寧にメガネを取り扱っていただく必要があるので、

当店では小さいお子様にはあまりおすすめをしておりません。

 

「レンズが外れる心配がある」と言うと

不安に思われる方もおられるかもしれませんが、

メガネの掛けはずしを両手で丁寧にやってもらっていれば、

レンズが外れてしまう心配はまずありません。

フルリムタイプと同じようにお使いいただけるのでご安心下さい。

 

 

 

 

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